修習ガイダンス2021

みなさんこんにちは!者支援委員会 委員補佐の高橋です。

2/13(土)に、修習ガイダンスをオンラインで開催しました。

技術士第二次試験合格を目指す方のための情報提供を行う場です。

参加者270名超の大規模なオンライン開催ということで、修習技術者支援委員会としてもこの日まで入念な準備をしてきました。

1. 開会挨拶

修習技術者支援委員会 松下副委員長の挨拶で2021修習ガイダンスがスタートしました。

修習技術者支援委員会 松下副委員長

2. 日本技術士会からの挨拶

続いて、研修委員会 境委員長より挨拶をいただきました。

「技術士はグローバルな資格です。これから世界に羽ばたく技術士を目指す皆様にとって有益な情報となるような講演、パネル討論を行います。日本技術士会は修習技術者の皆様がこれからの日本を背負い世界に通用する技術者となるよう皆様の成長を積極的に支援してまいりたいと思います」

研修委員会 境委員長

3. 講演「第二次試験制度の解説、修習方法・修習支援体制の説明」

まず、修習技術者支援委員会 阿部委員長より、

技術士制度と技術士法や第二次試験について解説いただきました。

技術士の目的や定義は、技術士の根幹をなす非常に重要なものです。

技術士になってからは常に意識して活動するので、ぜひ皆様も覚えてください。

また、筆記試験での受験番号等の誤記入や未記入による「失格」のお話もありました。

皆様もご注意ください!

私の周りにも「失格」を経験した方が結構います…。

続いて、技術士の本質について、SDGsとコンピテンシーについて

阿部委員長のご経験をふまえてお話いただきました。

「SDGsとは持続可能な開発目標のことですが、

技術の継承も持続可能なに含まれると私は考えます」

とのお話がありました。

SDGsについて、自分に何が関係あるのか、自分は何が出来るのかという視点を常に持つことが重要ではないでしょうか。

「コンピテンシーは儲かるのか?」、「コンピテンシー実践」というテーマでは、

阿部委員長ご自身の経験から、特に技術者倫理が重要であるというお話をご説明いただきました。

技術者倫理に関わる場面でリーダーシップを発揮することは簡単ではないと思います。

阿部委員長のご経験された事例は、技術者として総合的なコンピテンシーを問われる難しい場面だったのではないでしょうか。

このような場面で力を発揮できる技術士が、評価や信頼という結果を生んでいくのだと思いました。

修習技術者支援委員会 阿部委員長

4. 祝辞

青年技術士交流委員会 竹内委員長より祝辞をいただきました。

「今回の修習ガイダンスを、共に学び共に成長していく、

その仲間づくりのきっかけにしていただきたい。

技術士資格取得は通過点に過ぎないと思います。

自分の他にも努力している仲間がいると思っていただき、

この先技術士になってからも共に成長していただきたいと思います」

青年技術士交流委員会 竹内委員長

5. パネル討論

テーマ1「全ての技術者を技術士に」

「全ての技術者は技術士を目指してほしい。技術士になるために何が必要か?」というテーマで討論がスタートしました。

修習技術者のお二人から試験突破に向けたアドバイス、

姿勢や考え方、不安の解消方法、勉強時間の確保、どのようにすれば立ち直れるのか、失敗談などについて質問がありました。

技術士取得はゴールではなくスタートである。自分で考えることが大切。

主体的に行動する、意識を変えることが大事であるという結論に至りました。

日々の業務で自らが問題点、課題を考え解決していくことが大事というお話がありましたが、

これは試験対策としてだけではなく、技術者として日頃から心掛けなければいけないことではないでしょうか。

私自身も、試験勉強中に先輩技術士の皆様の姿を見て、日々の業務に主体的に取り組むよう心掛けるようにしました。

少しずつではありますが、成長の手ごたえを感じています。

自身のステップアップに繋がり、さらに社会へ貢献することに繋がっていくものと思っています。

テーマ2「技術士であり続けるために」、質疑応答

続いて、「技術士という存在が社会から求められ続けるためには?」というテーマでの討論です。

技術士の皆様の技術士資格取得後の活動について、

技術士の知名度向上、海外における活躍、後進の育成、自己研鑽のお話を伺いました。

仲間をみつける、自信をもってアウトプットすることが大事であるという結論に至りました。

技術士にはリーダーとしての役目があります。

インプットだけでなく、アウトプットすることで社会や技術全般に貢献することが大切であるということを再確認しました。

コーディネーター

青年技術士交流委員会 高木委員(機械部門、電気電子部門)

パネリスト

高瀬さん  修習技術者(電気電子部門)

小川さん 修習技術者(電気電子部門)

廣瀬さん 技術士(情報工学部門)

加藤さん 技術士(電気電子部門)

伊藤さん  技術士(化学部門)

村上さん  技術士(機械部門)

河野さん 技術士(原子力・放射線部門)

みなさん、ありがとうございました!

6. 閉会挨拶

修習技術者支援委員会 島崎副委員長の、閉会の挨拶でガイダンスは終了となりました。

「一度で合格できる人もいる一方で、複数回不合格を経験する人もいます。

子育てや休職を挟んで合格する人、事務職から技術職に戻って合格する人。

悔しい思い、辛い思いもたくさんあると思いますが、

それらを乗り越えて技術士を取得してもらいたいと思います」

修習技術者支援委員会 島崎副委員長

私自身も、試験勉強中に家庭や仕事との両立で悩み、不合格も経験しています。

島崎副委員長のお言葉通り、皆様それぞれ悩みや不安を抱え、技術士を目指しているのではないのでしょうか。

修習技術者支援委員会では、そのような皆様にお力添えできるよう、

年間を通して様々な研修会を開催しています。

今回初めて参加された方も、参加できなかった方もぜひチェックしてみてください!

修習技術者支援委員会 委員補佐 高橋 慶彦