技術士の信頼について

皆様こんにちは。修習技術者支援委員会 委員長の阿部でございます。

私事ではありますが、11月20日に今まで勤めてきた会社を退社し独立開業いたしました。

独立して明確にわかったことがあります。それは「技術士は信頼されなければならない」です。

ある企業様が独立した個人へ仕事を依頼する理由は何かわかりますか?

それは、企業の御担当者様と個人の信頼関係です。企業のご担当者様が「この人なら

大丈夫だろう、ぜひお願いしたい」と考えた時に、個人への仕事が発生します。

しかし、個人の信頼がなくなれば仕事は発生しません。契約を解除されます。

それに対し、企業が企業に仕事を発注するのは、「ブランド」を買っていただいている

からだと思います。つまり、企業のブランドがあるから仕事を発注するのであって、

個人の信頼があるからではありません。発注先の技術者の中には信頼をおける技術者も

いれば、信頼できない技術者もいるでしょう。しかし、そんなものは関係なく、企業の

ブランドで仕事を発注します。しかし、企業の信頼がなくなれば、もちろん、その企業への発注はなくなります。

技術士を目指す皆様は、「個人として信頼される技術士」を目指してください。

皆様が信頼されれば企業が信頼されます。そして、皆様の信頼を買って企業に仕事を

発注します。信頼とは何か?これを話すと2021年修習ガイダンスの委員長講演のネタバレに

なるので、ここでは控えます。

それでは、1月研修会でPC画面越しにお会いしましょう。皆様とお会いできることを

楽しみにしております。

以上