2026年度8月度修習技術者研修会 開催報告

皆さんこんにちは! 修習技術者支援委員の谷本です。

9月度の研修会として、修習支援委員の加藤委員による講演:キャリアプランセミナーが開催されましたので、ご報告させて頂きます。

加藤委員は、金属部門の技術士で金属部会でも活動されていますが、修習技術者支援委員としても精力的に活動されており、4月の修習ガイダンスではパネリストとしても登壇されています。

司会は鬼鹿毛委員です。司会を行いながら常に周囲を見渡し、講師や裏方のサポート、急なトラブル対応と、会場内を縦横無尽に駆け巡るリベロのような存在です。心強いです。

講師:加藤委員

司会:鬼鹿毛委員

当委員会の研修会は、外部講師をお招きする場合と委員自身が講師となり研修会を企画構成する場合がございます。

今回は修習ガイドブック3.1の改訂について深堀し、多くの修習技術者や修習技術者の指導者・支援者が理解することで、キャリアプランについて考える素地を養おうと企画されました。みなさん興味を持たれたテーマだったようで、いつもより多くの方に参加頂きました。

参加人数と内訳は以下になります

  1. 参加者:合計48名

・会場参加者22名

(受講者10(準会員8、非会員1、技術士1)+修習スタッフ12)

・オンライン参加者26名

(受講者21(準会員12、非会員8、技術士1)+修習スタッフ5)

  1. 開会挨拶

はじめに、修習技術者支援委員会の石川委員長より開会の挨拶がありました。

今回の研修会では、修習ガイドブック3.1の内容を正しく理解するだけでなく、修習技術者一人ひとりが自身のキャリアについて考え、今後の修習活動につなげることを目的としているとの説明がありました。

修習 石川委員長

  1. 研修会「修習ガイドブック1とキャリアプラン」

研修では、まず修習ガイドブックが3.0から3.1へ改訂された経緯と、変更された点、追加された点について説明がありました。

GAとPCについても、それぞれの意味や関係性を確認しました。修習において身につけるべき技術者としての能力が、どのような枠組みで整理されているのかを学ぶことで、修習ガイドブックの全体像を理解することができました。

3.1では「指導者」から「支援者」にキーワードが変わり、「指導技術士中心」だった指導支援から、技術士会や研修委員会等の「支援者を含む多様な指導」に更新されていることも理解しやすかったです。

続いて、PC15要素について、一つひとつ説明が行われました。PC15要素は、専門技術能力、業務遂行能力、行動原則の三つの観点から整理されています。普段の業務やこれまでの経験が、どの能力に結びついているのかを考えながら説明を聞くことができました。

さらに、従来のPDCAからRPDCへと変更された点についても説明がありました。修習活動を計画的に進め、実践、振り返り、改善につなげていくための考え方について、具体的に学ぶことができました。

研修会場の様子

研修Web受講の様子

  1. 個人ワークによる振り返り

講義のセクションごとに、個人ワークを行いました。

今回用意された個人ワークは9つです。

基本修習課題の専門技術能力を確認するワークから始まり、これまでの業務内容の整理、自身の強みと弱みの分析、求められる資質・能力と現在の自分とのギャップの整理、今後の成長目標の検討まで、段階的に取り組みました。

自分の経験を振り返り、それを言葉にして整理することは、簡単なようで難しい作業です。しかし、設問に沿って一つずつ記入することで、これまで意識していなかった経験や、自分が身につけてきた能力を改めて確認することができました。

ファシリテータとして参加した委員も真剣にペンを走らせていました。

修習スタッフ(ファシリテータなど)

左:前野委員、右:壱岐委員

修習スタッフ(ファシリテータなど)

今野委員

また、今後伸ばしたい能力や、修習期間中に取り組むべき課題についても、具体的に考える時間となりました。

個人ワークはそれぞれ5分~15分と短い時間で、頭をフル回転させ記述するため、みなさん大変疲れたと思います。

研修会終了後の懇親会の席で加藤委員より教えて頂いたのですが、筆記試験と同じ時間と文字数を設定した個人ワークだったようです。それを聞いた一同から「おぉぉぉ」が飛び出しました。

  1. グループワークで考えを共有

個人ワークの後は、グループワークを実施しました。

グループごとに自己紹介や役割分担を行った後、ワークシートをもとに、それぞれが考えた内容を発表しました。業務分野や経験年数が異なる参加者同士で意見を交換することで、同じ設問に対してもさまざまな捉え方があることに気づくことができました。

自身の考えを発表するだけでなく、他の参加者の発表を聞くことによって、自分では気づかなかった強みや課題を考えるきっかけにもなりました。修習委員からも、各グループの議論に対して意見や助言があり、活発な意見交換が行われました。

個人ワークの様子

グループワークの様子

グループワーク質疑の様子①

グループワーク質疑の様子②

5.閉会挨拶

最後に、三谷副委員長より閉会の挨拶があり、長時間にわたる研修会を終了しました。

閉会挨拶 三谷副委員長

研修会 集合写真

今回の研修会は、講義、個人ワーク、グループワークと内容が多岐にわたり、時間を目いっぱい使った研修となりました。そのため、受講生にとってはもちろん、修習委員にとっても多くの気づきを得る機会となりました。

その他スタッフの様子も写真にてご報告いたします。

また、今回の研修では途中会場のエアコンの故障や、音声トラブルが発生し参加頂きました皆様にはご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。

修習 左:野田副委員長、

右:道瀬委員補佐(会場受付)

修習 左:島田委員、右:谷本(筆者)

(Web受付)

エアコン故障により

扇風機が用意されました

隣の部屋の冷気を廊下から送ってます

  1. 懇親会

研修会終了後には懇親会も開催されました。研修内容について振り返るとともに、参加者同士が交流を深めました。懇親会では、今回の研修会について「非常に分かりやすかった」「自分のキャリアを考えるよい機会になった」といった感想が聞かれ、多くの参加者から「神回だった」と大絶賛の声が上がりました。

懇親会の様子 野田副委員長の熱い話にみんな注目!

  1. おわりに

今回の研修会では、修習ガイドブック3.1の変更点やPC15要素について学ぶだけでなく、個人ワークとグループワークを通して、自身の経験、能力、今後の課題を具体的に整理することができました。

修習ガイドブックは、修習活動の進め方を確認するための資料であると同時に、自分自身の成長を振り返り、これからのキャリアを考えるための手引きでもあります。

今回の研修で得られた気づきを、今後の修習活動や日々の業務に生かしていただければと思います。

修習技術者支援委員会では、今後も修習技術者の皆さまに役立つ研修会を企画してまいります。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

(修習技術者支援委員会 委員 谷本 陽一)