みなさん、こんにちは!
修習技術者支援委員会 委員補佐の葛西です。
3/12(土)に3月度の修習技術者研修会をオンラインで開催しました。
今回は亀山雅司講師による「最強のエンジニアになる実践コミュニケーション研修会」です。
1. 開会挨拶
本委員会 中村委員の司会・進行のもと、阿部委員長の挨拶で研修会が始まりました。阿部委員長から参加者に対して今回の研修の心構えのお話がありました。「毎年この研修会は開催していて、昨年参加された方も多いと思うが、今回改めて前回学んだコミュニケーションを初心に戻って学んでください。初めて受講する方は今回学ぶ「ラポール」というコミュニケーション方法に衝撃を受けると思います。私も仕事でのトラブル時に活用して有効だったことを覚えています。ぜひ楽しんでください。」とのお話でした。トラブルの時に有効だなんてどんな方法なのでしょうか。楽しみですね。
阿部委員長による開会挨拶
2. 講演
続いて、中村委員から研修時の注意事項の説明があり研修スタートです。亀山講師のご講演が始まりました。最初に亀山講師から心構えのお話です。学ぶことは成果を出すこと、はじめは全員で「ハートビート」。何かいつもと違うにぎやかな雰囲気です。亀山講師の掛け声に合わせて手をたたいて、お互いにテンポよくハートビートを始めました。不思議なことにこのハートビートを行うと成果がすごく上がるとの説明でした。私の職場でもぜひやってみようと思います。
亀山講師のご講演
今月の研修会では、実践的なコミュニケーションを身に着けることがテーマです。亀山講師がおすすめの「ラポール」という手法です。
技術者に求められる資質能力であるコミュニケーション、私は本当の目的を理解していませんでした。亀山講師から講演中に教えていただいたことに、まず衝撃を受けました。おっしゃる通り「正確に伝えて解決をする」「正しさを認めさせる」という思い込みで話すことが多かったです。私にも嫌な思い出があります。特に若いころです。正しいことを伝えることばかり思いこんで、初対面のお客さんにもかかわらず挨拶の後にいきなり、この技術は正しいみたいな話をして怒らせたりしたことがありました。
亀山講師から、「相手が怒らない(味方になってくれる接触)」ように「同意してもらえる(相手の価値観で伝える)」ように話して、そして「行動してもらえる」ように話すことを学びました。これが「ラポール」です。承認すること、例え話す相手が違ったことを言っても、否定せずにまずは受け入れることです。
3. シェアタイム
亀山講師の講演中にはシェアタイムがとても多かったです。今回はA班からG班の7班構成です。それぞれに研修リーダーがおられて、参加者の意見を楽しくシェアできるように演出してくださいました。私はG班のファシリテータでしたが、天沼リーダーのお取り計らいにより、参加者のみなさんと同じように楽しむことできました。
研修リーダー7名のみなさま
亀山講師は研修中に参加者を指名して、直接的に問いかけることもたくさんありました。Web研修でしたが会場にいるような一体感のある研修でした。
相手と話すときは目を見て話すこと、相手の目を見て話を聞くことが、相手に伝わる最も大切なこと、「ラポール」の基本の一つを体感しました。職場で何気なくしているような気がしました。相手が話しているときにパソコンをたたきながら話を聞くと相手はどう思うでしょうか。たぶん不快に思うでしょう。これではラポールはできていないですね。明日から目を見て相手の話を聞きましょう。
相手が目線を合わせないまま、話すとどんな気持ち?(E班)
相手と話すときは表情も大事です。研修の一環として表情筋のトレーニングを行いました。藤枝リーダーのトレーニングです。「う・い・う・い・わ・お・わ・お」しっかり口元を使って何度も言い続けると顔が引きつりそうになりました。いかに普段の生活で表情筋を使っていないかよくわかりました。表情筋を使うと顔の表情がよくなることはもちろん、声の出方までよくなり、相手に好印象を与えます。これも明日から意識してやってみましょう!
4. ラポール試験
研修の最後は各班でラポール試験です。全員が笑顔になれば合格です。本日の研修の効果があり、参加者みなさんは笑顔となり全員合格でした。明日から「ラポール」を活用しましょう。
ラポール試験の様子(G班)
5. 閉会挨拶
松藤副委員長より閉会挨拶をいただきました。「本日も新たな気づきを得られたので明日から活用したいと思います。技術士、修習技術者ともに最も大切な資質の一つがコミュニケーションです。みなさんも本日学んだラポールをこれからの研鑽に活用してください。」とのお話がありました。
松藤副委員長による閉会挨拶
以 上
修習技術者支援委員会 委員補佐 葛西 正浩