修習ガイダンス2025 開催

2025年4月5日(土)修習ガイダンスを会場(機械振興会館B2ホール)&オンラインにて開催いたしました。関係者を含めた参加者は189名(うち会場参加126名、オンライン参加者63名)でした。ブログにあたり「修習ガイドブック」を紹介します、このガイドブックはIPDの考え方をIEAよりも先取りした優れた内容です。修習技術者必読の1冊です。(近日改版予定)

1 ガイダンス次第

13:10 開会にあたり:(会場受付の混雑により10分遅れ)
13:15 祝辞
公益社団法人 日本技術士会 研修委員会 委員長 松山 正弘 氏
13:20 委員長講演
演題「技術士制度と技術士法、第二次試験について、修習方法・修習の支援について、技術者としての成長を考える」
修習技術者支援委員会 委員長 片岡 陽一
14:40 祝辞
公益社団法人 日本技術士会 青年技術士支援委員会 委員長 村上 玲 氏
14:45 パネルセッション
テーマ「技術士となり、さらにその先へ、 今日から始める初期専門能力開発(IPD)」
パネリスト:
男女共同参画推進委員会 委員 前澤 峰雪様
青年技術士支援委員会 副委員長 三谷 洋之様
修習技術者支援委員会 副委員長 石川 和真
修習技術者支援委員会 委員補佐 宮越 真樹子
司会:修習技術者支援委員会 委員 石黒 梓

16:55 閉会挨拶
修習技術者支援委員会 副委員長 名平 光宏
17:10 名刺交換会(会場のみ)
日本技術士会の各部会を代表される技術士、各委員会代表者、大学技術士会連絡協議会(加盟校36校)の代表者にご参加いただき、修習技術者との名刺交換を行っております。
会場の模様

2 司会進行

司会は修習技術者支援委員会 太西委員(前半)、辻委員(後半)で、進行いたしました。会場受付の混雑により10分遅らせての開催です。開催は午後1時の予定でしたが、受付が混雑したため、遅らせてのスタートです。休憩時間を詰めるなど、進行に工夫いただきました。

司会進行 辻委員(左) 大西委員(右)

3 祝辞 公益社団法人 日本技術士会 研修委員会 松山委員長

技術士会を代表し、祝辞をいただきました。一次試験合格、Jabee課程修了のみなさまへ合格の祝辞と二次試験合格に向けた修習期間の心構え、日本技術会からの支援体制などを述べられました。

「技術士会には色々な委員会がある。歓迎会の案内が多く来ており、どこに行けばいいか迷うと思う。技術士会では毎週3-4個の多様なプログラムを提供しているので、ご自分に合わせて参加していただければよい。また、部門に偏らないでほしい。技術士のコンピテンシーを高めるうえでも、様々な技術分野に広く興味をもって挑戦することも大事だと思う。」と修習技術者のみなさんにエールを送られました。

松山委員長

4 委員長講演 修習技術者支援委員会 片岡委員長

修習技術者支援委員会委員長の片岡より「技術士とはなにか」について、次の3つの観点から紐解き、考えていく。すなわち「技術士法・制度の観点」、「技術士に求められることに関する観点」「技術者としての成長の観点」として講演が始まりました。

(「4-1 制度、法、試験」と「4-2 技術士に求められること」 は昨年とほぼ同じです)

今日4月5日は二次試験の申込書を書いている真最中の人も多いと思います。そうゆう人たちを含め、今日ここで、話を聞いて価値のあることはなにかと考え、私はこの3つに絞り、そしてこの3つの観点を通して技術士とは何か、特に、一般的な解ではなく、あなたがめざす技術士とは何かを考えていきたいと思います。

片岡委員長

4-1 技術士法・制度・倫理綱領、二次試験について(昨年同様)
技術士法・制度・倫理綱領

すべてを説明できる時間はありませんので特に大切な第一条、第二条についてお話しします。

技術士制度は、科学技術に関する技術的専門知識と高等の専門的応用能力及び豊富な実務経験を有し、公益を確保するため、高い技術者倫理を備えた、「優れた技術者の育成」を図るための国による資格認定制度です。その目的は第一条にあるように、「 第一条 この法律は、技術士等の資格を定め、その業務の適正を図り、もって科学技術の向上と国民経済の発展に資することを目的とする。」します。第一条は技術士の使命といえます。

第二条は技術士の定義です。「科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務を行う者をいう。」として定義されています。

続いて倫理綱領が説明されました。昨年は技術者倫理について考えさせられる大きな出来事が続きました。今日は深入りできませんが、重要なテーマとして考えていきたいと思います。

二次試験について(特に申込書について)

申込書の注意について、詳しく説明いたしました。申込書でも特に重要なのが実務経験証明書です。

口頭試験時には業務内容の詳細を参考にして試験が行われること、ご自分の業務をコンピテンシーの観点から記載する、業務内容の詳細だけではなく、これまで行った重要なエンジニアリング業務に関してご自身が発揮した能力の評価を加えるようにするのが良いと思います。

そして、成果や評価は独りよがりではなく、人に説明できるように工夫します。

4-2 修習方法、修習技術者支援委員会の支援について(昨年同様)

修習期間に習得することは、技術士コンピテンシーであり、8つに整理されています。
講演ではコンピテンシー一つひとつについて時間をとりお話しします。
まず、コンピテンシーがどのように定められたのか、について(下図)の説明がなされています。

次に8つのコンピテンシー一つひとつについて解説しています。

(ほか略)

修習委員会からの支援

修習委員会ではこれらのコンピテンシーを学び、向上させる研修会を企画しています。

雰囲気が伝わるといいのですが、研修会の写真を用意しました。昨年の12月、今年の1月の研修会です。カジュアルな服装で開催しています。
さて、ここに参加して行うグループワークは会社での研修とはまったく異なります。
評価されることも、失敗の心配もありません。所属会社の関係も、肩書も年齢も全く関係なし。技術士を目指しコンピテンシーを高めあう目的のみで集まっています。

修習技術者発表研究会(自分のコンピテンシーを試す)

私も修習の時、発表に挑戦しました。正直、相当な勉強になりました。自分の業務をどのように初めての人に説明するか、会社での業務説明とは全く違う視点です。会社ではおおよそ組織名を言えば何をやっているか伝わります。しかし、初めての人を前に、組織名も役職も担当している業務も無関係です。唯一会社名からどんなことをしているのかなぁとイメージできるだけです。全く初めての人に伝えると考えると、さて、何から話をするか。何を理解してもらいたいか。私がコンピテンシーを発揮したと思っていることは、本当にそうなのか。この場で検証することができます。

技術士会というと、画期的な技術特許を話さないと、と勘違いすることが時々あるようです。
会社の秘密情報を話す必要はありません。話さなくともコンピテンシーを伝えることができます。しかしながら特許出願前の内容そのものや、未公開の会社業務ノウハウそのものなどは避けた方がよいですし、またそこにコンピテンシーはありません。

発表に対する技術士からのフィードバックは的確です。独自に考え出されたルーブリックなど明確な基準に基づき、判定されます。どのような基準で判定されたのかも、きちんとフィードバックが得られます。

4-3 技術者として成長するとは(今年は「組織としての省察」を取り上げました)

野中先生の名著「失敗の本質」を題材にとり、業務実践の中でコンピテンシーを高める手法について、特に組織における省察についてお話ししました。

省察こそ成長に関わるコンピテンシーの中でもおろそかにされがちなポイントではないかと思っています。特に組織的な省察というと、「過去のむなしい振り返り」、「うまくできなかったメンバーを非難するだけ」になりがちです。しかし実際は、組織目標の達成には、工夫や知識の積み重ねが必要であり、組織活動は、問題分析と解決の連続であるとの視点にたち、組織の中の技術者の省察を本日は考えてみたいと思います。

省察を考えるうえで、一つの枠組み、野中先生たちが失敗の本質を考察するうえ示している分析の枠組み(「失敗の本質」 345p)をベースに考えたいと思います。組織のパフォーマンスが意図した結果との間にギャップがなければ、その結果は既存の知識・技能や行動様式として組織文化をますます強化します。ここで、注目したい点は、うまくいっている場合に強化されるのは、知識や技能、組織文化であると、述べている点です。

一方でパフォーマンスのギャップがある場合には、「戦略」、あるいは「戦略の実行」にて環境への対応を誤ったことを意味し、この結果、新しい知識や行動様式が組織メンバーによって探索され、既存の知識の革新や行動様式の革新がもたらされます。

さて、この分析を通して本論文が示した本質つまり、野中先生たちがたどり着いた失敗の本質は、Unlearning アンラーニング(学習棄却)ができなかった、ということでした。組織において学習はどのように行われるのか、「失敗の本質」より引用した枠組みをさらに技術者視点で図式化しております(上図右)。内外の事業環境や戦略に基づき、社内の資源を活用し問題を分析し技術の理論や原理に基づき対策や方式の改善・・・実施計画を立て・・、実行され、その結果がでます。

良い結果がでれば、「強化」、つまり計画や実行が肯定され、携わったメンバーが高く評価され、そのようなメンバーを育成した企業文化が強化されます。

結果と期待にギャップがあると、見直しがなされます。この時、青のループを行うことに加え、緑のループも行うことが重要です。そして過去に成功に導いた企業文化に固執するのではなく、unlearningすなわち学習棄却できること、ここが自己改革できる組織かどうかの分かれ目となります、と野中先生は結論付けています。

ダブルループを行う組織学習の姿勢とunlearningする姿勢、これがVUCAの時代において期待に応える技術者が成長するための姿勢であると思います。

最後にメッセージです。

5 祝辞 (青年技術士支援委員会 村上委員長)

青年技術士支援委員会を代表し、祝辞をいただきました。一次試験合格、Jabee課程修了のみなさまへの祝辞と青年技術士支援委員会での修習技術者支援の体制や取り組みなど述べられました。

村上委員長

「技術士を目指す理由は様々だと思う。その意義をはっきりと決めかねている方も多いのではないか。会場で名刺交換会を予定しているので、先輩技術士との交流を通して今後のキャリアを考えてほしい。青年技術士支援委員会は、45歳以下の技術者で構成されており、ほぼ毎月自己研鑽のイベントを開催している。青年委員会のホームページやSNS、技術士会の行事予定表を見て興味のあるテーマの研修に参加してほしい。」と述べられました。

6 パネルセッション

今年のテーマは「技術士となり、さらにその先へ、今日から始める初期専門能力開発」です。

パネリスト:
男女共同参画推進委員会委員 前澤様
青年技術士支援委員会副委員長 三谷様
修習技術者支援委員会 石川副委員長 宮越委員補佐
司会: 修習技術者支援委員会 石黒委員

パネルセッション(左から:石黒さん、石川さん、三谷さん、前澤さん、宮越さん)

パネリスト自己紹介

パネルセッションは、一人10分程度の自己紹介からスタートしました。主な内容は、①自己紹介 ②技術士とは何か ③理想の技術士になるためにしていること ④受験に際しての情報修習 ⑤試験勉強中の悩み ⑥支援者 ⑦過去の自分へのアドバイス ⑧今後の目標、取り組みです。

それぞれのご苦労の中から技術士を目指し、取得し、業務に活かすなど将来像を描いておられます。ユーモアを交え、とても聞きごたえのある内容でした。

石川さん

技術士は試験がむずかしいと避けてきた、しかし、18年に亘る合成樹脂の製造、研究のキャリアを何かの形で認めてもらいたいと考えていた。また現在の業務である再生PET樹脂の仕事はおそらく最先端であるので、化学部門の技術士として、樹脂リサイクル技術の向上に貢献出来ないかと考え挑戦した。

石川さんからのメッセージ

三谷さん

自己研鑽の一環で受験した。同僚・部下に自己研鑽を説いている手前、自分が率先して実践しようと思った. 情報工学で受験したが、身近に技術士がおらず比較的情報も少ないので手探り。受験対策講座は利用せずに完全に独学で受験した。独学の弊害で業務経歴書が明らかに科目違いの内容だったため、口頭試験では苦労した。

三谷さんからのメッセージ

前澤さん

会社の不祥事で組織体制が大きく変更となり、自身のキャリアを見直した。自然言語AIを専門とするベンチャーで複数プロダクトを手掛けたのち、現在の会社に転職。より上流工程を担える立場を目指すため、自信を取り戻す手段として技術士に挑戦。

前澤さんからのメッセージ

宮越さん

本日は鹿児島から参加ありがとうございます。官公庁の業務をサポートする業務に就き、土木施工管理技士は1級合格、技術士二次試験にもチャレンジを開始されています。(がんばって!)

宮越さんの勉強風景

パネルセッション司会 石黒さん

パネルセッション

テーマに沿った内容をコーディネーターから質問し、パネリストそれぞれが深堀回答するように進みました。パネリストへの質問は次の8つです。

① あなたにとって「技術士」とは何ですか?
② あなたのイメージする技術士になるため、何をしていますか?
③ 試験の情報収集はどのようにしていましたか?
④ 試験勉強中の悩み時間配分、誘惑との戦い。
⑤ 上司から支援してもらいましたか?社外に支援者はいましたか?
⑥ 技術士になってよかったことは?
⑦ 今、修習技術者のときの自分に会えるとしたら、どうアドバイスしますか??
⑧ 現時点でのエンジニアとしての最終目標は何ですか?達成するためのプロセスは何をしていますか?

パネルセッション(Web画面)

パネルセッションまとめ

最後に司会の石黒さんがパネルセッションをまとめています。

どなたも個性豊かでかっこいい技術者であったが、これはキャリアモデルのごく一部である。会場の参加者も、それぞれの人生を歩んでいるため、全てを参考にすることはできないだろう。IPDは、若手技術者がベテランとともに働くことで主体的に見につけるものである。様々な支援者から学びを吸収し、オンリーワンの技術士になってほしい。

会場及びWebからの質問(抜粋して掲載いたします)

Q1:キーワードノートづくりによる学習をご紹介されていましたが、具体的にどのように作成したかご教示いただけますか。

A:(石川さんからの回答):頻出する化学反応の種類や化学技術に関するキーワードについて、論述できるようその解説を200字以内でまとめました。A4ノートに手書きしましたが、効率的なワープロやエディタでもよいと思います。

Q2:機械部門受験予定です。前澤さんに質問です。機械部門は機械設計はじめ6選択科目ありますが、二次試験受験時はすべての選択科目の過去問を分析されましたか?

A:(前澤さんからの回答):問のⅠ、Ⅲはすべて分析を行い、出てくるキーワードについても自分の業務と関連させて説明するにはどうしたらよいかなどについて分析しました。また、問Ⅱは専門性が高いので自分で受験した分野にフォーカスしました。

Q3:筆記試験について、いろいろと調べて書くのですが、なかなか満足のいく回答ができなくてとても心配です。技術士の皆さんは、いつごろから満足できる回答が手で書けるようになりましたか。

A:(前澤さんからの回答):まずは、パターンを作るのが大事です。どのような出題があるのかのパターン分けをして、こういう話のときはこのように書くとしてひな型を作りました。また、どのような質問が来てもご自分の仕事(土俵)に話をシフトさせて書くようにします。その際のロジックが大事です。過去問を分析すると、出そうな問題が見えてきます。それをパターン化して最後は覚え、その基本形を参考にしながら論述していくことになります。時間的なことでは、過去問の分析に3~4か月かかり、基本パターンに持っていくためのひな型を検討してパソコンで作成し、推敲などで洗練されてきたら、2次試験前2~3か月の間は鉛筆書きでの練習をしました。

A:(石川さんからの回答):最初から書こうとしないことです。まずは、問題に対する課題や対応策などの考えをワープロなどで記述し、推敲の上、まとまってから手で書くようにすれば良いと思います。

Q4:外資系の会社に勤めていて、海外の方と接する機会が多く、彼らはPhD.を持っていたり複数の大学を出ていたりするなどかなりのインテリですが、技術士の資格をはじめAPEC、IPEAを取得すれば彼らと対等になれると考えています。ついては、APEC、IPEAにはどのくらいの方が登録され、どのような活動を行っているのかについて教えてください。

A:(三谷さんからの回答):業界によりAPEC等の認知度は異なるが、技術士を取ったあとのAPECエンジニア等への申請や技術士CPDの過程も経て自信につながります。

A:(名平副委員長からの回答:APECエンジニア登録):情報工学でAPEC、IPEAを取得しています。これらに登録された方の数や公開をOKした方の名前まで技術士会のHPに載っていますので、あとで確認してください。また、資格が生きたかどうかという点については、海外の方と仕事をしていて、PHDと同等と思ってもらえていると私は感じています。

Q5:技術士資格の取得にはコンピテンシーがベースで、業務遂行能力や問題解決能力が必要になります。しかしながら(私の場合は)学生のときと専門分野が違うし、業務経験が浅い状況であります。方向として技術力を高めてから他の2つに力を入れていくのか、それとも並行で進めていくのか、どちらがいいのでしょうか。

A:(石川さんからの回答):コンピテンシーベースが明示されているので、同時並行して能力を向上させていくのが望ましいと思います。自分はどういうやり方で何を学ぶのかを定めて、知識のビルドアップとコンピテンシーの強化を進めると良いのではないかと考えます。

(ほか質問がございましたが、割愛します。)

7 閉会挨拶 

修習技術者支援委員会の名平副委員長の閉会挨拶です。

本日のまとめとこれから修習活動として「パネルセッションでもあったように、異業種や異なる技術部門の人と交流することは結果的に技術士に求められるコンピテンシー向上につながります。様々な技術士会イベントを活用してください。」と述べ、閉会されました。

8 名刺交換会(会場) ~18時

各技術部門を代表する部会長や副部会長と修習技術者との名刺交換が行われました。ご自分が受験を考えている技術部門の技術士に、受験についての質問や専門技術の内容など相談しています。

写真はありませんが、機械振興会館B2のホール全体を使って、様々な相談がなされました。

このあと、懇親会の会場に移動しています。

機械振興会館近くの懇親会会場(貸し切り)

9ブログ後記

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

ガイダンスは、委員会による手作りです。6か月以上前より準備を始め、計画の作成、会場の確保、参加者募集、配布資料の用意、音響の確認、受付などの運営準備を進めてまいりました。

今年は大学技術士会連絡協議会(大技連)からもご参加いただきました。出身校の技術士会からも様々なサポートが得られます。

松山委員長の挨拶にもございましたが、一次試験合格者には多くの“お誘い”が入ります。技術士になると技術士会に所属し、委員会活動など新たな機会もあります。

会場の機械振興会館B2ホールの入り口です。

(左 ガイダンス全体とりまとめ 鬼鹿毛委員、 右 会場設営、懇親会とりまとめ飯田委員)

会場受付の風景

(左から 木村委員補佐(愛知県から参加)、飯田委員、今野委員補佐、小塚委員、前野委員、野田委員(岐阜県から参加)、井上委員)

会場受付では、参加者に部会等の関係者や先輩技術士が声をかけやすいようにと、お名前を入れた名札を用意いたしました。

やはり開催の午後一時直前に来場される方も多く、渋滞しました。来年への改善課題です。

Web受付

(左手前から 松田委員、谷口オブザーバー(四国から参加)、左奥から 島田委員補佐、飯田委員、(最奥左 石川副委員長))

Web受付は4人体制です。

Webでの問題は、「URLが届いていない」「資料が届いていない」などです。迷惑メールホルダーに紛れていることが多いのですが、メール対応を行っています。

委員長講演について

組織論(野中先生)の名著「失敗の本質」は以前から皆さんと一緒に考えたいと思っていたテーマです。今回は技術者の成長の観点から取り上げることができました。懇親会の場では、関心を持った方からお声がけをいただき、ともに理解を深める良い機会となりました。

パネルセッションについて

今年も、様々なキャリアをもつ技術士に集まっていただきました。受験を目指す修習技術者もパネルに参加いただき、勉強時間の確保や趣味との関係、社内外からの受験サポートなどのセッションがありました。また、一人ひとり違う技術士への道のりがあり、参加者の参考になったと思います。

懇親会

ガイダンス懇親会の模様をブログに掲載するのは初めてだと思います。浜松町のお店を貸し切りにしています。部会長や部会を代表する幹事が参加し、修習技術者とリラックスした意見交換がなされました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

修習技術者支援委員会 委員長 片岡 陽一